2018.3.13
疲労・睡眠

医師が教える栄養講座!ビジネスマンがとるべき栄養TOP3

Eye catch
List dr atsuo yanagisawa
この記事を監修した先生
杏林大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。2011年国際オーソモレキュラー医学会殿堂入りし、2012年同医学会会長。日本で初めてマイヤーズカクテル、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴療法、サルベストロールサプリメントを導入。
目次

こんにちは。ビジネスマンの皆さん、今日もお仕事おつかれさまです。

前回の記事で、毎日忙しく働くビジネスマンのパフォーマンスをあげるためには、カラダに取り入れるものをコントロールする必要があるということをお話ししました。
※前回の記事は下記をご覧ください!

とはいっても、栄養素はたくさんあって、何を摂取していいのか困りますよね。サプリメントや栄養ドリンクもたくさん種類があって、どれを選べば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで、栄養療法を専門とされている国際オーソモレキュラー医学会会長の柳澤先生に「働き盛りにオススメの栄養素TOP3」を伺ってきました!ぜひ参考にしてくださいね。

疲労をためない+メンタルを安定させる「ビタミンB群」

まず最初にオススメしたいのは「ビタミンB群」です。ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6など8種類のビタミンが含まれます。それぞれ肉や魚、豆類などに含まれていて、それぞれに役割があるので、漏れなく摂取することが大切になってきます。肉などの食品にも含まれますが、B群がバランスよく摂取できるサプリメントがおすすめです。

  • 疲れやすい/疲れが取れない
  • 朝起きられない/日中だるい
  • 意欲が出ない
  • 何となく鬱っぽい
  • 集中できない/ぼーっとする
  • いらいらする

「働きすぎかな」「年齢のせいかな」と思っていたその体調の悪さも、もしかしたらビタミンB群不足が原因かもしれません。ビタミンB群は、強いストレスがかかるときや、集中力を使うようなときにも消費されるため、忙しい時期や大きな仕事の前後には、特に必要になります。また、お酒の代謝にも使われるため、飲み会が続いているようなときにも積極的に摂取するようにしましょう。

さらに、糖質や脂質の代謝を助ける働きもあるので、中年太りに悩んでいるというかたにもおすすめです。

働ける脳をつくってくれる「オメガ3」油

次は、意外にも油に関するお話。皆さんは脳の構成について考えてことはありますか?先生によると、実は脳の60%は油なんだそうです!つまり、どのような油を摂るかで、脳の働きは全く変わってきます。

油には「オメガ3」「オメガ6」などの種類があり、その摂取バランスが重要です。無意識に生活していると、一般的な調理油や動物性の脂に含まれている「オメガ6」に偏って摂取してしまい、「オメガ3」が不足してしまいます。オメガ3が不足すると、集中力や認知機能が低下すると言われているので、ビジネスマンの仕事のアウトプットには直結してくる致命的な状況に陥ります。

では「オメガ3」は何から摂取できるのでしょうか。近年よく話題になっているアマニ油やエゴマ油がαリノレン酸というオメガ3の一種を多く含んでいるので、油の選び方自体を変えてみるのも1つの手です。さらに、イワシやサバ等の青魚に多く含まれるDHAやEPAもオメガ3なので、食事に取り入れてみるのも良いでしょう。「魚を食べれば、頭が良くなる」というのはあながち間違っていないのです。

活力をつくってくれる「コエンザイムQ10」

突然ですが、みなさんはミトコンドリアを覚えていますか?学生の頃、授業で習ったなあという印象の人も多いかもしれません。ミトコンドリアは細胞の中に存在する小器官で、すべての細胞において、必要なエネルギーのほとんどがミトコンドリアによって作られるため、カラダ全体の機能に大きく関わってきます。特に脳はエネルギー代謝が活発なため、ひとつの細胞に数千個ものミトコンドリアがびっしりと詰まっていると言われている、重要な器官です。

そのミトコンドリアの働きに欠かせないのが「コエンザイムQ10」という栄養素です。発電所であるミトコンドリアを動かす燃料であるコエンザイムQ10が不足すると、疲れやすくなったり、脳の働きにも支障が出たりする可能性があります。体内でも作ることができる成分ではありますが、20歳を境に減少していくので、体外から補充する必要があります。

コエンザイムQ10は、肉や野菜、魚などあらゆる食材に含まれていますので、どんな生活をしていても必ず摂取しています。ただし、食材に含まれるのはごく微量なので、食事だけで1日に必要な量を摂取することは難しいでしょう。たとえば、牛肉だけから摂取するには1日あたり1kgほど食べなければなりません(※1)。食事だけで摂取するには、かなり難しい量になってきますね。

困ったときは、医師に相談してみましょう

今回はオススメの栄養素を3つご紹介しました。食事だけで摂取することが難しい栄養素は、サプリメントなどでうまく補充していくのがポイントです。効果を上げるためにも、サプリメントは質や量を正しく摂取することが大切です。具体的には、医療機関で販売されているような品質の良いものがおすすめです。

柳澤先生によると、可能であればきちんと血液検査をして、不足している栄養素を補充するというのがベストだそうです。前回お伝えした糖質コントロールや今回の栄養素を取り入れてみて、それでも症状が改善されない場合には、ぜひ栄養療法を実践している医師へ相談してみるのがオススメです。

また、そういった医院で導入されている栄養点滴も、意外と使い勝手がいい健康法です。毎日栄養に気をつけることが難しい場合や、いつも以上に疲れがたまっているけれど踏ん張りどころだというとき、単発的にも利用することができます。

「病気や怪我の人を助けるのが医師の使命ですが、働き盛りのビジネスマンのパフォーマンスに貢献できるのであれば、とても光栄なことです。日本の経済を動かすのはビジネスマンの皆さんです。是非、うまく医師を使って、疲れ知らずで活力あふれるカラダを手に入れて下さい。」と柳澤先生はおっしゃっていました。

オーソモレキュラー医学をご存知ですか?
あのぐるナイにも登場!「オーソモレキュラー」ってなに?
「栄養療法」という言葉から、みなさんは何を想像しますか?このサイト「オーソモ!」では、栄養療法の観点からさまざまな症状への対処法をご紹介しています。特に、治療レベルの栄養療法である「オーソモレキュラー
こちらの記事もおすすめです