2017.9.7
アレルギー

その花粉症対策、実は間違っている?本当に効く食べ物と栄養とは

Eye catch
List dr atsuo yanagisawa
この記事を監修した先生
杏林大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。2011年国際オーソモレキュラー医学会殿堂入りし、2012年同医学会会長。日本で初めてマイヤーズカクテル、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴療法、サルベストロールサプリメントを導入。
目次

今や国民病とも呼ばれるほど、日本人には多く見られるようになった「花粉症」。この記事を見ているかたの多くは、毎年決まった季節になると、鼻水やくしゃみ、かゆみといった症状に悩まされているのではないでしょうか。

みなさんは、花粉症の対策には何をしていますか。「ヨーグルトを食べる」?「お茶をたくさん飲む」?…ちょっと待ってください!その対策法は、本当に効果が出ていますか?この記事では、花粉症の原因と本当に効く食べ物・対策法について、栄養療法の国内第一人者である柳澤先生の監修をいただき、まとめていきます。

「花粉症」ってどんな病気?

花粉症(正式名称:季節性アレルギー性鼻炎)は、植物の花粉が原因となって、免疫のシステムが過剰に反応し、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす病気です。春のスギ・ヒノキ花粉、秋のブタクサ花粉は特に有名ですが、日本では約60種もの植物が花粉症の原因になるそうです。

人によって、どの植物に反応するかは異なり、複数の花粉に反応する人も少なくないようです。さらに、ダニやほこりなどによる通年性アレルギー性鼻炎にも悩まされる人は、ほぼ1年中症状が出るため、かなり苦しい病気ともいえるでしょう。

ヨーグルトやお茶…その花粉症対策、本当に正しい?

つらい花粉症の症状をなんとか緩和したい…。対策はどうしたらいいのでしょうか。毎年話題に上がりますが、下記のような対策法をしている人もいるかもしれません。

  • ヨーグルトを毎日食べる
  • お茶をたくさん飲む
  • アロマテラピーを試す

お茶に含まれるカテキンや、ヨーグルトに含まれる一部の乳酸菌には、アレルギー症状を緩和する可能性があるようです。しかし、食べたからと言って誰にでも効果があるわけでないようですし、花粉シーズンだけの摂取ではほぼ効果がなく、1年中続けることでやっと効果が出る可能性があるとのことです。これらの対策法は、あまり効果が高いとはいえないようですね。

サーファーは花粉症にならない!?その理由はビタミンD!

では、どのように対策をしたらよいのでしょうか?ここで着目したいのがビタミン、特に「ビタミンD」です。

「サーファーに花粉症が少ない」という話を聞いたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?テレビ番組などでも取り上げられ、一時期話題になりました。その根拠としてあげられるのが、ビタミンDなのです。

ビタミンDには、免疫力を高める効果があるということが様々な研究でわかってきています。この免疫を高める力が、花粉症の症状緩和につながるとのことです。人間は紫外線(UV-B)を浴びることで、ビタミンDを生成することができます。

日々、日光を十分浴びるサーファーは、花粉症になりにくいと言われています。紫外線を避けて暮らす日本人に花粉症のかたが多いのは、この辺りに原因があるかもしれませんね。

花粉症対策にはビタミンB群・Cも効果あり!

ビタミンD以外にも、ビタミンB群・Cにも花粉症対策効果が期待出来ると言います。ビタミンB群は疲労回復効果などで知られていますが、粘膜の保護にも効果を発揮するので、花粉症で傷んだ目などのダメージに効果があります。ビタミンCは体全体の免疫力を高めますが、同時に炎症を抑える効果も期待できます。

花粉症対策はこれでOK!ビタミンB群・C・Dの摂取方法

花粉症にも効果のあるビタミンは、どのように摂取するのがよいのでしょうか?オススメの方法をご紹介します。

【方法1】食事から摂取

まず取り入れやすいのは、食事から栄養を摂取する方法です。もっともオーソドックスで、身体にも負荷が少ない方法ですね。ただ、難点としてはそれなりの量を摂取せねば、必要量に足りない、ということです。食事ではカバーしきれないかたや、やってみて効果がでなかったかたは、方法2・3と組み合わせてみましょう。

ビタミンB群の多い食べ物

ビタミンB群は魚や肉に多く含まれます。

  • 魚、肉(特にウナギや、豚肉など)
  • 胚芽米・玄米
  • 豆・ナッツ類  など

ビタミンCの多い食べ物

ビタミンCは果物・野菜に多く含まれます。

  • ピーマン(赤・黄・緑)
  • ゆず(果皮)
  • 芽キャベツ  など

ビタミンDの多い食べ物

ビタミンDは、魚に多く含まれます。

  • あんこうの肝
  • しらす干し
  • きくらげ  など

【方法2】サプリメントで補充

忙しいかたには、食事改善だけでビタミンの必要量を摂取することは、かなり難しいことだと思います。そこで、必要に応じてサプリメントでの補充も合わせて活用したいところです。サプリメントの場合は、摂取量のコントロールもしやすく、1年中手に入るという利点もあります。

【方法3】注目の栄養療法「マイヤーズカクテル」

花粉症などの慢性疾患の重症化の予防方法として、近年注目を集めているのが「マイヤーズカクテル」とよばれる栄養療法です。世界中の医療現場で採用されており、日本国内でも数多くの医療期間で取り入れられています。

ビタミンBやCなどをバランス良く設計し、アレルギーに過剰に反応してしまう身体を改善し、アレルギー反応を減らす治療法です。柳澤先生によると、他の病気や薬との兼ね合いで花粉症薬を飲めなかったり、市販薬では効果が出なかったりするかたにも、効果が期待できる方法だそうです。

まとめ 〜花粉症対策には、ビタミン摂取が有効です!〜

いかがでしたか?ビタミン摂取による花粉症対策なら、薬による副作用などもなく、カラダにも安全というメリットもあります。摂取の仕方に迷った時は、ぜひお気軽に、お近くの栄養療法を実践する医師に相談してみてくださいね。

オーソモレキュラー医学をご存知ですか?
あのぐるナイにも登場!「オーソモレキュラー」ってなに?
「栄養療法」という言葉から、みなさんは何を想像しますか?このサイト「オーソモ!」では、栄養療法の観点からさまざまな症状への対処法をご紹介しています。特に、治療レベルの栄養療法である「オーソモレキュラー
こちらの記事もおすすめです