老化の原因と対策は?アンチエイジングについて【上符先生インタビュー】

この記事を監修した先生:

上符正志先生

1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割にめざめ転身、産業医科大学医学部に入学。卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科などで治療に携わりながらも、病気の早期発見・早期治療の方法に限界を感じていた。そんななかでアンチエイジング医学と出会い、発症を未然にふせぐ患者本位の医療の可能性を見いだす。米ニューヨークのザ・サレーノ・センターで行われている最先端治療プログラムを習得し日本に導入。

 

「アンチエイジング」という言葉はよく聞きますが、具体的には何をすればいいのかわからないかたも多いのではないでしょうか?高い化粧品を使ったり、高い栄養食品を食べたりしても、あまり効果が見られず悔しい思いをしたという声も聞きます。

今回はアンチエイジング医学に詳しい上符先生に、アンチエイジングについて詳しく伺ってきました。

アンチエイジングとは?

そもそもアンチエイジングとはどういったものなのでしょうか。老化をできるだけ防ぎたい!ということですが、そもそも老化には「自然老化」と「病的老化」といった2種類あります。

自然老化は年齢とともに進む老化で避けようのないことですが、病的老化は自然老化に輪をかけて早く老化していってしまう現象のことをいいます。その原因は、飲酒や日焼け、病気など様々です。

この「病的老化」をどうやって止めるか、というのがアンチエイジングの考え方になります。つまり、普通に生活していって普通に老いていくことを止めるわけではないのです。

上符先生によると、アンチエイジングとは「今最高の健康状態を維持すること」だそうです。「最高の状態」とは、ウィークデーを学校や仕事で使いながらも、土日に好きなことができる体力があることが1つの基準になります。これこそがアンチエイジングの目指す「若さ」なのです。

病的老化の根本的な原因は「ストレス」

病的老化の原因は、食事であったり飲酒であったり、病気で体調を崩したり様々です。中でも特に影響を及ぼすのは、ストレスです。ストレスには精神的なストレス、肉体的なストレス、科学的なストレス、また季節によるストレスなど様々な種類があります。上符先生によると、このストレスの火消しをちゃんとできるかどうかが、アンチエイジングのためにも重要になってくるそうです。

年齢とともに減っていく、ストレスの消火剤

人間の身体にはグルタチオンやカタラーゼなど、ストレスの消火剤となるものが含まれています。ただしこうした消火剤は、年齢とともに減っていってしまいます。若いときは徹夜をしても大丈夫だった人が、年齢を重ねると徹夜が辛くなってくるのも、こうしたストレスの消火剤がなくなっていくのが原因の1つです。

ではストレスの火を消しきれなくなった時は、どうしたらよいのでしょうか?足りなくなってしまった消火剤を、サプリメントなどでうまく補充してあげることが大切になってきます。年齢的には、35歳くらいを境目に補充を検討するのがオススメです。

アンチエイジングのために、今できることとは?

アンチエイジングするためには、今できることは何でしょうか。上符先生によると、その人一人ひとりの細胞再生・代謝能力をあげていくことが大切だそうです。そのためにも、適度な運動・睡眠、そしてバランスのとれた食事にはもちろん気をつけましょう。

また、重要なストレス対策では「子供の頃のような時間」を取ることが大切になってきます。具体的にすることは何でもよくて、その人その人が最高に楽しいと思える時間をとることが重要です。好きな趣味を一緒に楽しめる仲間がいることも、アンチエイジングでは大切になってきます。

まとめ

アンチエイジングは年齢以上の老化を防ごうという考え方で、食事はもちろん生活習慣やストレスが大きく関係していることがわかりました。栄養学の観点だと、年齢に応じて減ってしまうストレスの消化剤を、サプリメントなどで補完していくことで、アンチエイジングを補佐していくことができそうですね。

「普通に仕事をしていれば順調に老化していくので、仕事の能力もスポーツ能力も順調に下がります。これは自然老化だから仕方ありません。ただ「あれ?」と自分で気づいた時には、努力をしていく必要があります。」と上符先生はおっしゃっていました。そうした時には、サプリメントなど予防医学のサポートを受けるのも1つの手です。

気になる症状がある際は、専門医に相談してみるのもオススメです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう